物理が何の役に立つのか
ジーユーです。
私は物理に対して憧れがあります。
理由は高校で一番成績いい人が物理ができて、東大に進学したからです。
私の物理のテストの点数は17点でしたw今でも覚えている最低の点数ですw
その時から私は、賢い人は物理が理解できなければいけないのか!
学歴に強い憧れがあった私は、
そんなわけはないのに。
物理さえできれば!と書きましたが、心の中では学者レベルに理解することは無理だろうな(目指すレベルが高すぎ?w)と諦めていたので、私がしたことは、物理に関する本をいくつか買ったのみだったけどw
ただ前述したように、物理ができる人は頭が賢い。頭が賢すぎて、
なかなか私が期待する本には出会えませんでした。
ある時、「Amazon 物理 本 ランキング」で検索し、物色していると、
それが、多田将さんの本。金髪だけどちゃんとした人ですw
私の高校の物理の先生は、1人しかおらず定年間近であったため、
公式の説明をするのみ、テストのためだけの授業でした。
その頃からずっと物理に対する私の一番の疑問は、「
目に見えない力を計算してどうするのか?
多田将さんの「すごい実験」という本では、
私の長年の疑問に冒頭で回答してくれていました。
この回答を知れたことは私にとって、とても感動的だったのでここにシェアしたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「で、小柴先生※、ニュートリノはいったい何の役に立つんですか?」
「えげつない質問するなあ」と思いながらも、小柴先生がどうやって煙に巻くのかわくわくしながら観ていたのです。すると、小柴先生はこんなふうに回答されました。
「かつて電子が発見されたとき。それが何かの役に立つかわかる者は誰一人としていなかった。しかし現在、我々の生活の中で電子(=電気)はなくてはならないものになっている。ニュートリノも、今は何の役に立つのかさっぱりわからない。でも、何十年後、あるいは何百年後に電子と同じようになくてはならないものになっているに違いない」
これを聞いて僕は感動しました。基礎科学の研究が我々の生活にどんな影響をもたらすのかが、普通の言葉で語られていたからです。しかもそれが、どれくらいのタイムスケールの話なのかということも伝わってきます。さすがノーベル賞を取られる方は違う、と思いました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー